誰もが長生きする社会。シニアとこれからシニアになる人たちと「長生きするのも悪くない」と思える仕組みをつくっていきます。
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50代~70代の女性100名にアンケートを実施し、
どんな境界線を越えると「おばあさん」になるのかについて
自由回答を集計しました。

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本調査の実施前からの想定通り、「〇歳以上かどうか」と年齢で区切る意見は数多く集まりましたが、一方で、“孫”を持たなければ「永遠におばあさんにはならない」という、年齢否定派もいました。

最も多かった回答は、「孫がいるかどうか」。全体の約26%が「いれば=おばあさん」と回答していました。しかし、実際には「身内以外には呼ばれたくない」という補足意見も多く、役割や関係性の呼称である場合に限り「おばあさん」になることをかろうじて受け入れるようです。

「〇歳以上かどうか」「孫がいるかどうか」のほか、「歩き方の速度」「腰のまがり具合」「白髪の割合」など、数値で測定可能な【第三者に判断できる】境界線であれば一応は納得するが、本音で言えば「おばあさん」と呼ばれることには抵抗したい、若くありたいという風潮が全体的に読み取れます。

一方、「明るい」「かわいい」「おおらか」などの【曖昧なイメージ】の境界線で表現する人も多くいました。【曖昧なイメージ】の境界線の中には、自分も年を重ねたら“こう見られたい”という願望や、「いろいろなことを経験している人」「元気で行動している人」「生きがいを持っている人」などの回答に表される“こうありたい”という希望や憧れが含まれています。

「おばさん」と「おばあさん」の境界線は、「若くみられたい」といった第三者との比較にある従来の風潮と、素敵にわたしらしく年を重ねたいという新しい女性像に憧れる意識との狭間にあるのかもしれません。